ブログ:: 婦人科検診・乳腺内科・不育症など、女性が健康的に生きるためのお手伝いをする山本ウィメンズクリニック

山本ウィメンズクリニックの基本情報

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診療日: 月曜日〜土曜日 休診日:日曜日
住 所:〒496-0922 愛知県愛西市大野町茶木58番地
最寄駅:JR関西線「永和」駅から徒歩2分

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妊婦と海外旅行について

 

以前から何人かの妊婦さんから海外旅行について質問されています。

先日、ある妊婦さんが、ヨーロッパへの旅行から無事帰国された話をお聞きし、ホッとしました。

そこで、妊婦さんの海外旅行についてお話します。

●旅行の時期について

妊娠中の海外旅行は避けていただくのが無難な選択ですが、旅行先や滞在の工夫をすることによって楽しむことはできるでしょう。

リスクのない妊婦さんで、胎児の成長も順調であれば、18~24週頃が安全な時期とされています。まずは産科主治医に、確認して下さい。持病のある人、流早産・妊娠高血圧・妊娠糖尿病の既往者、貧血症、多胎妊娠、若年・高齢初産などは注意が必要です。

●旅行先の選び方 

時差ぼけの薬を飲むことはおすすめできませんので、時差の少ない旅行先を選び、十分な睡眠・休憩のとれるゆとりある計画をたてましょう。お腹が張らないように、1ヶ所にのんびり滞在する旅行がお勧めです。また飛行時間の短い場所がいいでしょう。

高山病の危険がある高地、スキューバダイビング、マラリアなど感染症が蔓延している地域への旅行は避けましょう。

厚生労働省のFORTHなどで、旅行先の情報を得ることが可能です。参考にしていただけるとよいと思います。

妊娠中は感染症が重症化しやすいため、十分に加熱された食物をとり、生水・フルーツ・サラダ・飲み物の氷・渡航先よっては洗面の水にも注意してください。

 

●旅行前の準備

産科主治医に妊娠中内服可能な子宮収縮抑制剤や抗生剤、解熱鎮痛材などの準備について相談するとよいでしょう。渡航時には妊娠週数のわかるような記録(母子手帳、エコー写真、薬・予防接種等の医療記録など)を持参しましょう。

また渡航先での発熱、不正出血、腹痛、破水、高血圧(頭痛、視野異常)など万が一に備え、病院を調べておくとベストです。個人旅行よりは団体旅行の方が万が一の場合、添乗員さんなどの助けを得られやすいかもしれません。海外旅行中に病院を受診した場合、医療費が高額になってしまったというケースもよく聞きます。海外旅行保険の妊娠時の補償内容について妊娠週数による取り決めなどで保障されないケースも多いため、あらかじめ確認しておきましょう。

●機内での過ごし方

妊娠中は血液凝固因子や静脈の拡張度の変化により、静脈血栓症いわゆる「エコノミー症候群」のリスクが6倍と言われています。機内では湿度が低く気圧が高いことから水分不足に陥りがちな事も助長の要因です。

したがって飛行時間は短時間が安全で、5時間以内を目安として下さい。循環を促すために、こまめに水分摂取し、機内が安全であれば30分毎に歩いたり、簡単なストレッチや下肢の運動をしましょう。あらかじめ通路側の席をリクエストして、搭乗員に妊娠中であることを告げておくとよいでしょう。

また消化管ガスの膨張で腹部の膨満感が不快になりやすいため、機内ではガスの出にくいヘルシーな軽食やミネラルウォーターを選びましょう。飛行中のシートベルト固定は骨盤の下、お腹を圧迫しない位置で常に着用して下さい。

 

●妊婦と予防接種

渡航先によって、予防接種を必要とする疾患があります。一般的に、

A)妊娠中は麻疹、風疹、水痘、おたふく、経口腸チフスなどの生ワクチンは接種してはいけません。しかし、それらの病気は非妊娠時に比べ重症化しやすく、妊娠時期によっては胎児に影響がでる恐れがあるものがあります。あらかじめ、麻疹・風疹・おたふくなどは血液検査で免疫があるかどうかの確認ができますので調べておくと安心です。

B)不活化ワクチンの中で、インフルエンザ、狂犬病、破傷風、B型肝炎、不活化ポリオなどはリスクが高い場合は推奨されています。 状況によってご相談ください。

リスクが高い リスクが低い
渡航先 開発途上国 先進国
滞在地 田舎 都市
滞在日数 長期 短期
旅行形態 個人旅行 団体旅行
宿泊 民宿・キャンプ 近代的ホテル
目的 登山、ダイビングなど 一般観光
健康状態 持病既往あり 持病既往なし
予防接種 未接種 接種済み
小児同伴 あり なし

2012.12.02 07:44|コメント(0)

12月22日(土)生ポリオ接種日決定(12/01更新)

不活化ポリオ接種後の生ポリオワクチン(経口)の接種を希望される方や、生ポリオ1回のみしか接種してない方、海外帰国の方などの接種希望者がみえるため、12月22日(土)も生ポリオ接種を行います。おたふく・水痘などの予防接種と同じ国の任意接種扱いです。

1回:3800円です。(生ポリオは1回目と2回目を6週間以上あけて2回接種が必要です)

インフルエンザを含むおたふく、水痘など生ポリオとの同時接種も可能です。

昭和50、51、52年生まれの成人の方は2人に1人がポリオの免疫がない事がわかっており国から追加接種を推奨されています。その世代の方も急いで3回目の生ポリオを接種してください。ポリオの抗体検査も行っております。

 

不活化ポリオを2回接種した後、当院で約2週間以降にポリオの抗体検査を希望で行った方々については、1型・2型・3型ポリオの抗体上昇が十分にありました。(NT法で少なくとも256倍以上あり)その状態で、生ポリオを接種していただくと、生ワクチンによる麻痺のリスクを下げておきつつ、生ワクチンによる長い免疫を獲得することができるかと思われます。

 

 

 

 

 

 

2012.12.01 19:25|コメント(0)

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